2024.09.13
古墳になる前の歴史を見学!井原鉄道沿線の史跡(真備)
JR線との乗り換えも便利な地元と観光の足、井原鉄道。
出発式は、平成11年1月11日11時11分11秒だったことをご存じでしょうか。
ガタンゴトンと車輪と枕木の奏でる音が聞こえてきそうな日付と時間ですね。
そんな井原鉄道の沿線には、多くの史跡や名所があります。
そのひとつが、今回ご紹介する「黒宮大塚弥生墳丘墓(くろみやおおつかやよいふんきゅうぼ)」。
吉備郡真備町尾崎にある、竪穴式石槨(たてあなしきせっかく)です。
ここが黒宮大塚の史跡に至る、真備町尾崎側からの入口になります。
撮影時、空がとてもきれいでした。
造られた時期は、弥生時代後期と考えられています。
古墳が定型化する以前の築造であることから、この遺跡は、古墳成立に至る過程を研究するために重要な遺跡であり、平成17年12月5日に市指定文化財に、令和5年3月14日には県指定史跡になりました。
所有と管理は、熊野神社です。
後方部や墳頂には竪穴式石槨(竪穴式石室ともいわれる)があり、上に社は建てられていますが、ほぼ露出しているため自由に見学ができます。
土器数80個体が出土しており、出土品は倉敷考古館で所蔵しています。
とても静かな場所にありますので、歴史好きならゆっくりと雰囲気を味わえます。
少し離れた場所には、国の史跡に指定されている「箭田大塚古墳(やたおおつかこふん)」もあり、まだまだ穴場の観光スポットです。
とはいえ、よく知っている方たちには有名な遺跡なのだとか。
もし興味がありましたらぜひ、地元タクシーで史跡巡りはいかがでしょうか。
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フリーダイヤル : 0120-17-1288 (株式会社日の丸タクシー 真備)